【まず読む】手を止めろ。電源を切れ。——症状別データ復旧トリアージ

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手を止めろ。電源を切れ。
再起動しない。抜き差ししない。フォーマットの案内が出ても押さない。新しく保存も撮影もしない。
異常が起きた直後が、データが一番残っている状態。通電と書き込みのたびに、戻る可能性が削られていく。理由は各記事で説明する。まず止める。次に、下の質問に一つずつ答えていけばいい。判断は一度に一つでいい。

最初の質問。機器の様子はどちらか。

A. 異音・水没・落下・焦げ臭さ・異常な熱がある

物理障害の疑い。これ以上触らない。分解しない。冷凍庫に入れない。復元ソフトも使わない。

部品そのものが傷んでいる可能性が高い。この状態で通電やスキャンを続けると、今なら読める部分まで読めなくなることがある。自力で直せる範囲ではない。次の二択へ。

A-1. HDDやパソコンから、カチカチ・カタカタと音がする

電源を切り、ケーブルを抜く。音の種類と回数だけメモしておく。それが業者に伝える材料になる。詳しい理由はここに書いた。

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異音のするHDDは、クリーンルーム設備のある専門業者の領域。初期診断と見積もりが無料で、復旧できなければ費用がかからない成功報酬制の業者なら、可否と概算だけ先に確認できる。復旧できるかどうかは診断しないと分からない。だからこそ、診断は無料のところで受ける。
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初期診断・見積もりは無料。料金は症状で大きく変わるため、必ず見積もりで確認を。

A-2. 水没・落下させた/焦げ臭い/電源が入らない

乾かすための通電確認も禁止。濡れた機器は電源を入れた瞬間にショートすることがある。落下後の異常も同じで、通電のたびに悪化しうる。そのままの状態で保管し、プロの診断に回す。

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物理障害は開封と部品交換が絡むため、設備のある業者でないと手が出せない。初期診断・見積もりが無料の成功報酬制なら、出費が確定する前に可否と金額を確認できる。
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初期診断・見積もりは無料。復旧の成否はケースにより異なる。

見積もりの金額に驚く前に、相場の幅と高くなる理由を知っておくといい。

B. 音も見た目も普通。ただ、消えた・読めない・認識しない

論理障害の可能性が高い。データの実体はまだ残っていることが多く、自力で試せる範囲がある。条件は一つ、対象の機器に一切書き込まないこと。次の二択へ。

B-1. 自分で消した・フォーマットした(操作に心当たりがある)

どこで消えたかで手順が変わる。どちらか一つ選ぶ。

パソコンのファイル・ゴミ箱・USBメモリの場合。そのパソコンでの作業をいったん止める。ダウンロードとインストールは特に厳禁。手順はここに番号で示してある。

SDカード・スマホの写真の場合。カードを抜いて机に置く。新しく撮影しない。それだけ守れば、試せる手順がある。

B-2. 何もしていないのに認識しない・表示されない

機器はどれか。どちらか一つ選ぶ。途中で異音や発熱に気づいたら、即中止して上の物理障害の分岐に戻ること。

SDカード・microSD・USBメモリの場合。抜き差しを繰り返さない。フォーマットの提案は押さない。切り分けの手順から始める。

外付けHDD・SSD・パソコン本体の場合。電源の入れ直しを繰り返さない。まず状態の見極めから。該当する記事を一つ選んで、書いてある順に進める。


どちらか判断がつかない場合は、自分で触っていい範囲と業者に切り替える基準を先に読む。
データ復旧が自分でできる範囲と限界、業者に切り替える基準

当サイトは復旧の成功を保証しない。成功率は症状と初動で大きく変わる。だからこそ、最初の数分で余計な操作をしないことが何より効く。

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