GoProのSDカード復元。エラー表示でフォーマットする前に

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

GoProの画面に「SDカードエラー」。ならば撮影を止め、電源を切り、カードを抜く。カメラ内での「フォーマット」は押さない。消えた動画の実体はまだカードに残っていることが多い。理由は下で説明する。まず抜く。

結論(最初の3分でやること)

1. 電源を切り、microSDを抜いて机に置く。

2. パソコンとカードリーダーがあるなら、無料ソフトPhotoRecでスキャン。

3. 落下・水没・端子の変色があるなら、スキャンせず無料診断へ。

※復元できるかは上書きの有無で決まる。保証はできない。

やってはいけないこと

禁止① カメラ内フォーマット。GoProはエラー時にフォーマットを促す。押せば目次が消え、復元の難度が上がる。
禁止② そのカードで撮り直す。新しい動画が、消えた動画の上に物理的に上書きされる。上書きされた部分は業者でも戻らない。
禁止③ カードをスマホに挿す。OSが自動でフォルダやサムネイルを書き込む。書き込みは全て上書きの候補。

GoProの動画は1本が大きく、カード上で連続した領域を取りにくい。だから上書きの影響が写真より出やすい。書き込みをゼロにする。これが復元率を決める唯一の条件。

症状で分ける。判断は二択

画面の表示・状況 中身 最初にやること
「SDカードエラー」「SD ERR」 目次(ファイルシステム)の破損が多い 抜いてPCでスキャン
「NO SD」・カードを認識しない 端子汚れかカード自体の故障 別のリーダーで1回だけ確認
動画を自分で削除した 実体は残っていることが多い 撮影せずPCでスキャン
動画が途中で止まる・再生不可 記録中の電源断でファイル破損 ファイル修復を先に試す
落下・水没のあとに出た 物理障害の疑い 通電せず無料診断

認識自体しないなら、SDカードが認識しない時の判断基準の切り分けが先。再生できない動画はMP4が破損して再生できない時の修復手順へ。以下は「認識はするが動画が無い・エラーが出る」場合の手順。

無料ソフトで復元する手順

使うのはPhotoRec。CGSecurity公式の無料ソフトで、WindowsでもMacでも動く。ファイルの目次を使わず、盤上の痕跡からMP4やJPGを拾い出す方式。目次が壊れたカードに向いている。

1 保存先を用意PC本体か別のUSBメモリに、カード容量以上の空きを確保する。
2 リーダーで接続GoPro本体のUSB接続ではなく、カードリーダーで直接読む。
3 PhotoRecを起動対象にmicroSDを選び、ファイル種別をmp4とjpgに絞る。
4 別ドライブへ復元保存先は必ず手順1の場所。元のカードには戻さない。
5 再生確認戻った動画をVLC等で開く。途中で止まるなら修復記事へ。

復元ソフトのインストール先と保存先を、このカードにしない。ここを間違えると、スキャンそのものが上書きになる。

GoProは長い撮影を複数のファイルに分けて記録する。復元後に同じ日の動画が数本に分かれて出てくるのは正常。

「.LRV」「.THM」という小さなファイルも出る。低解像度のプレビューとサムネイルだ。本体の動画は「.MP4」の方。

ここから先は自分で触らない

次のどれか一つでも当てはまるなら、スキャンは中止。
・海や川で使ったあとに症状が出た。ハウジング内に水滴があった
・落下・衝撃のあとに認識しなくなった
・端子が黒く変色している。カードが反っている
・PhotoRecを1回かけて、動画が1本も出なかった

弱ったカードへの繰り返しスキャンは、とどめになる。1回で出なければ、2回目は業者の設備で読む。カードは紙に包み、通電せず保管する。

SDカードの復旧費用は、論理障害なら数万円が目安。物理障害は診断しないと分からない。相場の考え方はデータ復旧の料金相場に書いた。自力の限界線は自分でできる範囲と限界で引ける。

成功報酬制

デジタルデータリカバリー

累計50万件超の相談実績。最短即日で無料診断でき、復旧できなければ費用がかからない成功報酬制。まず可否と概算を確認したい人向け。

無料診断・見積もりを申し込む

初期診断・見積もりは無料

復元できたら、次の撮影の前に

戻った動画をPCと外付けの2箇所に保存する。その後でカードをGoPro本体でフォーマットする。復元後のカードは目次が不整合のまま。そのまま使い回すと、次のエラーが早い。

エラーが2回続いたカードは撮影に使わない。GoProの4K撮影は書き込み速度の要求が高い。速度不足のカードは記録中断の原因になる。GoPro公式の推奨カード一覧に載る型番へ替える。

症状が違うなら、こちらを読む

自分で試していい状態と、今すぐ手を止める状態

症状が違えば初動も違う。以下は全記事共通の線引きである。迷ったら通電を止める側を選ぶ。

自分で試してよい(下の全てに当てはまる場合のみ)

  • 異音がしない。カチカチ・ジジジ・カラカラいずれも鳴っていない
  • 焦げ臭くない。煙は出ていない
  • 水に濡れていない。落下させていない
  • 機器自体はパソコンから見えている(認識はする)

今すぐ電源を切り、通電をやめる(一つでも当てはまるなら)

  • カチカチ・ジジジ・カラカラなどの異音がする
  • 焦げ臭い。煙が出た。基板が変色している
  • 水没した。湿っている(乾かす目的でも通電しない)
  • 落下・衝撃のあとに認識しなくなった
  • RAID/NASでリビルドに失敗した

この状態でやってはいけない操作

  • 再起動と抜き差しの繰り返し。通電のたびに状態は悪くなる
  • chkdsk・フォーマット・修復ツールの実行
  • 元の機器への上書き保存・復元先に元の機器を指定すること

復旧の可否は状態次第であり、可否も費用も診断しないと分からない。ここで保証はしない。

判断のもとにしている公的な情報源

このサイトについて

この記事を書いた人

真壁

データ復旧たすけ隊編集長 / 元フィールドエンジニア25年

メーカーのフィールドエンジニアを25年。工場や病院のサーバ室で、止まった機械と青ざめた担当者を前にしてきた。現場で学んだのは一つ。壊れた機械より、慌てた人間の操作のほうがデータを殺す。再起動、抜き差し、通電したままの放置。良かれと思ってやる操作で、戻ったはずのデータが戻らなくなる。だからここでは、理由より先に「今すぐやめること」を書く。復旧の保証はしない。悪化させない手順だけは断定する。

スポンサーリンク(PR)

G・O・G会員制パソコンサポートFIREBIRD iPhoneデータ復旧・基板修理

データ復旧たすけ隊をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む